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明日目が覚めたら 僕は

「秘密」二次創作サイトです

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予感11

 20, 2017 23:56
入ってもいい?

ドアの外から知った声が聞こえる。



しばらくして
ドアのかぎが外れる音がした。
――

ほらっ。

と長町はとっておきのウイスキーボンボンを
薪に差し出す。


父親のところからくすねてきた。
そう言って。


ありがとう。

丁寧にお礼を言うところは
いい家の子だと思う。

上目づかいで俺を見つめ

「久しぶりだな」

そう言って

微笑む薪は
青木が話していた通りの。
期待通りの憂い顔で俺を迎い入れる。


「どうした。元気ないらしいじゃん」

回りくどいのは性に合わないんだ。
そして俺は気が短い。

「別に」

どうせそういうだろうと思ってた。

・・・彼氏とうまくいってないんでしょ。
どうしたの、克洋くん浮気でもしてるの?
それとも、なにライバルでも現れた?
もしかしてまたキスマークでもつけられた?
ねえ剛くーん。

ちょっとおねえ口調でからかうと
明らかにムッとしたのがわかる。

なんていうか。
すぐ顔に出る。

そろそろ・・・くるか。
そう思った時だった。

目の前にバッと
先ほど渡したウィスキーボンボンの弾丸が
すごいスピードで飛んできた。


「痛ったあ!」

「うるさい!」

二人が発した言葉は
同じタイミングで吐き出された。

ヒステリックにモノを投げるのは。
予想の範囲内だ。


「なにすんだよ!
高いんだぜこれ。」

と言いながらも。
期待通りの薪のその行動が
懐かしくて面白くて笑いを隠せない。

「何笑ってるんだ」

と俺の表情を見る薪は
本気で怒っていて。

その怒りのエネルギーが出せるほどの
力が残っているなら大丈夫だなとも思う。


――――


「本当に何でもないから」

と言ったあと。
薪はため息をつきながら
皮肉そうに笑って言う。

「どうせお前のことだ。
嫌でも気付くさ。」


そう言って薪は

出てってくれ。
と無碍なく言い放った。



…重症だ。










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