明日目が覚めたら 僕は

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残業

 01, 2016 23:34
薪さんって青木に甘いのか
キツイのか、よく分からないな。


珍しく今井がそう
呟いたのは

第九の頃、
残業最中の会話の何気ない会話だった。





「え?どういうことですか」
小池が興味深そうにその言葉に食いつく。


青木が薪さんの秘蔵っ子ってのは
周知の事実でしょ。
・・っていうかなんで青木ばっか、、


「秘蔵っ子かどうかは(笑)」


外の雨の音が画像処理のシステムの機器の
音と重なってきこえた。

「手、動かせよ」
そう言いながら今井は話を続ける。


それはそうなんだが。

青木に触られるのを
結構、露骨に拒否するんだよな。
あのひと。


「そうでしたっけ」
そう答えたのは
休憩を取って戻ってきた曽我だった。
肩が凝る為か、やけに腕をブンブン振って
椅子に腰かけた。


「ああ。青木は薪さんのことよく見てるから
ケガをしたり、顔色が悪かったり
そういう時、自然と手を差し伸べるのに、
その手を結構きつく跳ね除けるんだよな」

ああ、分かる。
そう言ったのは
足を組み
頬杖をつきながら
黙って画像から目を離さない
宇野だった。

でも・・・
そう言いながら皆、口をそろえてつぶやいた。


「薪さん、すげー、青木のこと見てるよな」



実家の猫に似てるかも。

・・・小池がふとつぶやく。

「距離感があるんだけど。
こっちをよく見てるから、
おっ、なんだ、って手を出すと
ギャォー、って何度噛まれたことか」


ああ、すげー、分かる。
なんだろな、あれ。

「何が、分かったんだ」

小池の後ろには。



仮眠室から戻った
良く知っている
声がはっきりと聞こえた。


fin








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