明日目が覚めたら 僕は

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憧れの人(1)

 28, 2016 23:37
お前はなぜそう
生き急ぐような生き方をするんだ


昔。
遠い昔。

そう言った男がいた。

今思えば。
生き方を知らないだけなのだ。

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「僕の親戚?」

受付から内線がかかってきたのは月曜の朝9時半。
休み明けのバタつく時間帯だ。

僕の知り合いだ。
親戚だ。

という他人たちから
電話や手紙がこの職場に届くことは
そう珍しいことではない。

マスコミに出る機会もあるし、
新聞で見解を述べることも
ここ最近科警研の所長になってからは特に
増えてきたように思う。

そんな中で僕という人間に興味を持つ
人も団体もある。

警察庁という組織に守られている自分であっても
どうにかしてコンタクトを取るために
あらゆる手段を使うのもそう珍しいことではない。




「ああ、申し訳ないが断ってくれ」と
にべもなくそう受付からの電話にそう答える。


いつもなら、「はい」と素直に答える電話の
相手が、その時は黙ったままだ。


もしもし。
と再度確認すると、
思わぬ言葉が返ってきた。



「あの。でも。 安田様というご老人が
どうしてもと・・」






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