kiss kiss kiss 4

 30, 2016 23:39
「薪さん、こんなお店で飲まれるんですね。」

あまりなじみのない街の
住宅街のとある一角にその店はあった。

タクシーで慣れた様子で
場所の説明をしているところをみると
よく知った店であることが感じられた。
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kiss kiss kiss 3

 30, 2016 00:13
「ええ。その話は先日長町から」

そろそろ電話が来る頃だと思っていた。


僕が警察庁に入庁して以来。
尊敬する数少ない上司であるこの人が。
僕に伝えようとする言葉も。

だいたい予想はついた。

kiss kiss kiss 2

 29, 2016 23:59
「岡部さん、この間の一件といい、
第九時代も通してですが」


二人だけでこいつと飲むのは
久しぶりだ。

そう思いながら岡部は新橋にある
なじみの居酒屋で
鍋をつつきながら生ビールをくいっと呑む。

kiss kiss kiss

 29, 2016 00:37
あいつ。
いつまで現場に出続けるつもりなんだ。


所長になっても
第九にいた時と変わらないじゃないか。



――――――

永遠に2

 27, 2016 23:23

鈴木を失いたくない。


いつからだろう
そう思うようになったのは。


ずっと。
ずっと変わらないなんて。


そんなことあり得ない。





―――

永遠に。

 27, 2016 23:19
まだ仕事してるのか。

一向に帰る様子のない上司であり
友人であるこいつの後姿を

俺はさっきから気にしていた。

寒さと引き換えに職場の窓から見える
外の景色は夜景がきらめいている。

やっと難航していた案件を仕上げて。
久しぶりに家に帰れるとさっきまで喜んでいた
はずなのに。

嵐の夜だから3

 23, 2016 23:11
一瞬、

鈴木のその言葉に。
気圧されると思った。


嵐の夜だから2

 18, 2016 23:36
昨日の夜の激しさが嘘のような
穏やかな朝だった。


嵐の夜だから

 03, 2016 23:53


長町は
漆黒のピアノに
指を落とす。




Waltz For Debby

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