「秘密」二次創作サイトです
page top
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
柳は緑 花は紅(4)
まるで。
コーヒーをこぼした床を
拭くかのような表情だった。


冷静で
静かに床の血をふき取っている。



ああ。こういう表情を僕は
かつて何度も見たことがある。

続きを読む
スポンサーサイト
page top
柳は緑 花は紅(3)
一雅と出逢ったのは。
大学3年のころだ。

「ねえ、この講義の場所ってどこ?」

廊下でおずおずと僕に話しかけてきたのを
今でも覚えている。
続きを読む
page top
柳は緑 花は紅 (2)
「薪さん、よろしいですか」
と遠慮がちにドアの向こうから声が聞こえてくる。

思っていた通りの時間で。


続きを読む
page top
柳は緑 花は紅(1)
さすがに連日仮眠室が続くと
身体にこたえる。

ソファに横たわりながら薪は
口には出さずにそう心の中だけで吐き出す。


続きを読む
page top
青空
5月。
ベッドルームの重いカーテンを
意を決して思い切り開けると、
まぶしい陽が差し込む。


思わず目を細めて
空を見上げると
淡いブルーが一面に広がっていた。

続きを読む
page top
葉桜のころ(4)
翌日の茅ケ崎の海は
呆れるほど快晴だった。

「あの子意外とセンスあるね。」

そう言ったのは高校のころからの
なじみの店のオーナーだ。


続きを読む
page top
葉桜のころ(3)
外は雨が降っていて。
図書館の窓から見える風景は果てしなく暗い。

窓の外のあちら側の校舎の外壁は雨に打たれて
濃灰色がまだらになっていた。

 なあ、薪。
 

少し離れた場所から鈴木がそう声をかけた。
続きを読む
© 明日目が覚めたら 僕は. all rights reserved.
Page top
FC2 BLOG
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。