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春の嵐(2)

 31, 2016 23:10
普段一人で眠るのには
広すぎるダブルベッドが

こいつが泊まりに来ると
とたんに狭くなる。


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春の嵐(1)

 31, 2016 22:58
4月の辞令が出たのは
つい先日のことだった。

最後の恋(15)

 27, 2016 12:57
一瞬深呼吸をしてから
小さな事務所のドアをノックした。


中で「はい」と明るい声がする。

最後の恋(14)

 27, 2016 12:02
こういう華やかな席は苦手だ。

相変わらずだわ。
と隣に座る薪を眺めて
すみれは笑う。

最後の恋(13)

 27, 2016 10:49
「すみれが今、恋していて」

そう青木に告げた。

最後の恋(12)

 27, 2016 10:17
2週間後。

アメリカの出張を終えて
もう定時をとうに過ぎていたが、
その足で職場に戻ると

そこには思わぬ来訪者がいた。

最後の恋(11)

 26, 2016 22:21
地下に降りるとこの夏の暑さが
嘘みたいなほど
ここは相当ひんやりとしていることに驚く。

古い家なんだな。
ときょろきょろしながら
ゆっくりと歩む。

最後の恋(10)

 26, 2016 17:07
長町は隣の部屋のアトリエで
彼女の趣味の作品を手に取り眺め、
舞と詮はリビングのテーブルにゲームを広げて
お互いに遊び始めていて、
「こうちゃんも一緒にやろう」と舞に呼ばれ
青木は「わかったよ」と笑顔でかわいい姪のそばに
腰を下ろし三人でボードゲームを始めている。

食事が終わり、
みんなが一息ついたころだった。

最後の恋(9)

 25, 2016 23:35
「ダダ漏れ・・・ですね。」

青木が薪にそう呟く。

最後の恋(8)

 25, 2016 22:26
警察庁に入ったのは。
ひとえにパワーゲーム(権力)に魅力を感じていたからだ。

東大のエリートとして人生の勝ち組として
名家の出として。
手に入れたいものは貪欲につかみ取る。
そういう人生だった。

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