パリでの生活

 31, 2015 22:15
まま。まま。
帰って来てから私を呼ぶ声がする。

最近詮は少し言葉が話せるようになった。
フランスとベルギーを行ったり来たりしている
私たち親子の会話はフランス語と日本語が
入り混じっている。彼は日本という国をまだ知らないけれど。

詮が産まれたとき、彼はパリに来たけれど、
その後はお互い会うこともなく毎日が過ぎる。
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記憶

 30, 2015 00:40
東京の春の日差しがまぶしい。
窓際のソファに寝転がる僕の隣で
6歳になる息子が寄りそって
本を読んでいる。

パパ。
と不意に声をかけられる。

「どうした」と答え、僕は読みかけの専門書を
静かに閉じる。

再会(2)

 29, 2015 07:14
その日の夜、パリは大雪が降った。
外の様子をみて少し不安になる。

年末に入りお店もほとんど閉まっていて
ボスも今年の営業を昨日で終え
アントワープに帰って行った。

今パリの自宅にいるのは私と
猫のモティだけだ。

season0 可視光線act.2

 29, 2015 00:56
はー、薪さんが美しくてお腹いっぱいです・・。

再会(1)

 28, 2015 19:46
日本に戻ってからは
仕事に忙殺される日が続く。

第九に限らず
科警研という包括された組織の所長として
それぞれの研究室での捜査に携わり、
事件に直面する日々。

本来の職務は、
自分の居場所は
ここ、という意識が
否応なしに
帰国してから強まっていく。

初恋の人

 28, 2015 00:37
「すみれ、すみれ、だよね」
パリの病院の門を出ようとしたときに
ふと話しかけられて
どきっとした。
12月初めの底冷えするパリでのことだ。

さいはての

 26, 2015 00:08
もうすぐ夏の季節なのに
最近はずっと肌寒い日が続く。

そんな中、彼が珍しく出かけようといいだした。
サン・マロ(St-Malo)に泊まりで出かけようと。

もうすべて旅行手続きはしてあるからという。
まだ体調が思わしくないのだけれど
却って環境を変えるのもいいのかもと
思って彼の計画に喜んでうなずいた。

同居し始めたばかりの子猫モティは
エマに預けて。

パリから3時間ほど。
日帰りだとこの身体では辛かっただろうと
感じる。

パリ編完結のお礼

 25, 2015 23:35
本日怒涛の更新をいたしまして、
パリ編が無事完結となりました。

あと、数回、番外編を用意してあります。
(出産編・育児編も含めて)

当初はパリでの二人の話を書くことで精いっぱいでしたが、
皆さんが見てくださるようになりコメントに励まされ、毎日
ドキドキわくわくしながら過ごさせていただきました。

おかげで今は、もうちょっと書いてみようかなと思い始めています。

毎日書いていて
二人が本当にそこにいるような感覚に陥るくらい
書いていて楽しかったです。


日本編では、すみれの兄の話や
同期の長町との話なども絡めていけたらいいなと思っています。
そして、青木くんとの話も書けたら・・・。

いろいろ夢(妄想)は膨らみますが、
更新も少しゆっくりめになるかと思いますが、
少しお休みしたら、また書き始めますのでよろしくお願いします!

今までご覧いただいた皆様本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いいたします。

6月パリ(maki side)

 25, 2015 23:18
雨が降るかもしれない。
どんよりと曇った空を見上げ
そう思いながら石畳を歩く。

この一週間、仕事が終わっても
ホテルに直行する気にはなれなかった。

5月パリ(maki side)

 25, 2015 23:10
部屋を飛び出し
わざと足音が響くように大きな音を出して階段を降りる。


こんなに頑固な女だとは思わなかった。
自分の意志をあれほど通そうとするなんて。

部下に対してなら、有無を言わさず
言うことを聞かせるのに。


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