sorry

 26, 2017 00:27
「すみれさんですか」

ふいに声をかけられて
驚いて振り向いた。

今年の冬は割と暖かくて。
薄着でも大丈夫だと周りが口々にいうので
ついコートも薄手のものを着てきたら
今日に限って風がとても冷たくて。
少し急ぎながら鍵を閉めていた最中のことだった。



そこには。
見たことのない若い男性が
すっと立っていて。

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sorry2

 26, 2017 21:51
「あれは深刻だね」

そう言って。
スタバの奥のソファ席で
詮はソイラテにゆっくり口を付ける。
詮は断然マグカップ派だ。
あの小さい穴の蓋が大の苦手だから。

何度も唇や舌をやけどしそうになって
酷い思いをしたのは一度や二度ではない。

sorry3

 26, 2017 23:18
いつもどおり岡部の運転で
自宅にたどり着くと
リビングの明かりに
心が少しだけ浮き立った。


「早かったな、捜査はすすんだか」

そうフライング気味にドアを開けて
そこにいるであろう人物を探す。

sorry4

 29, 2017 23:57
翌日。
起きた時にはもう
すでにすみれは家を出た後だった。

彼女なりに遠慮しているのだろう。
スーツケース一つでやってきたらしく
彼女が去った後には何もなかったかのように
ベッドのシーツもきれいにメイキングされていた。

sorry5

 30, 2017 22:25
はっとして詮を見つめた瞬間。
詮はまるで何も見なかったとでも言いたそうな
顔で踵をかえすと、また店内を物色し始めた。


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