こちらからご覧ください。

 10, 2037 21:17
★ 第一部-------------------

第一章 出会い  (10)

第二章 惹かれあう二人 (12)

第三章 日本にて・写真の秘密  (4)

第四章 ブリュッセルへ  (11)


第五章 パリでの生活  (14)

第六章 ルクセンブルクでの出来事  (5)

第七章 日本にて (4)

第八章 歩みだす二人  (12)

第九章 新しい命  (7)

第十章 東京 (42)


★第二部-------------------


第一章 転機 (10)

第二章 秘密 (12)

第三章 二人の秘密 (23)

第四章 さよならの詩 (15)

第五章 最後の恋 (15)

第六章 春の嵐 (17)

第七章 柳は緑花は紅 (16) 

第八章 深爪 (12)

第九章 想い (11)

第十章 罠(9)

第十一章 外科室

★番外編-------------------


・大切なもの(5)

・手紙その後

・婚約者 (2)

・桜の木の下で

・リボン

・タナトス

・青空

・憧れの人 (7)

・残業

・ライバル

・幸せ

・クリスマスツリー

・十六夜

・探し人

・永遠に

・永遠に2

・初雪


★番外編・鈴薪編--------------------

・同級生

・葉桜のころ (4)

・嵐の夜だから1

・嵐の夜だから2

・嵐の夜だから3




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いつか(5)

 05, 2018 23:01
前代未聞のハイジャック事件は
薪たちが本庁に着いたのとテレビの速報で
流されたのがほぼ同時で、
本庁にはマスコミからの電話や
関係者からの問い合わせの電話が鳴り響いていた。

「間に合ったか。」
そう言って薪を迎い入れたのは
先ほど連絡をよこした南官房長で、
渋い声色とスッとした立ち姿の色気に
女性職員たちはダンディ官房長とひそかに
呼んでいるのを薪は思い出した。

いつか(4)

 05, 2018 00:15
「一也。まだつかないのか」


兄からは頻繁に電話がかかってくる。

「今すぐにどうのって話じゃないんだろ」

連日の報道でこの道はいつもより
渋滞でまるっきり動かない。

いつか(3)

 02, 2018 23:34
ここのところ
ずっと曇りでしたからね。

そう言って後部座席の薪に
岡部は声をかけた。


珍しい冬の晴れ間。
乾いた風は頬を冷たくひと撫でして
空へと舞い上がる。

日本の冬の色は白い。
白に淡い水色がどこまでも
柔らかな筆で描かれているような
空が美しい。

こんな日に。
機上にいたら。
なんて心地よい景色が見られるだろう。

自由に飛びまわる鳥にさえ
嫉妬しそうな気分だ。

いつか(2)

 01, 2018 23:41
「日本の新聞ありますか」

そう言ったのは隣の可愛い旅のお供。
あまりの美形ぶりにCAの女性は思わず2度見した。

「ええ。すぐお持ちしますね」
と満面の笑みで返す。

「ねえ、学校休んでよかったの」
そう尋ねると詮は窓の外を眺めながら
「うん。大したことない」
と独り言のように返答した。

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